スキー記録ファイルNo.3


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裏磐梯火口原

●概要

「♪え〜やぁあ〜会津磐梯山は宝のやぁまぁよぉ〜」と歌われている磐梯山は福島会津のシンボルとして親しまれています。猪苗代方面の端正な表磐梯と対照的な裏磐梯は1888年に大爆発して荒々しい風景が出来たそうです。冬になると、その裏磐梯噴火口の東壁にイエローフォール(タクシーの運ちゃんに聞いたら地元では銅滝(あかたき)というらしい)と呼ばれる氷瀑ができるそうです。雪解け水が岩の割れ目からしみ出してて凍った所に、地中の硫黄や鉄分がゆっくりと溶け出して黄色く色付いてできる、自然の芸術のひとつらしいです。ひょっとして黄色い滝ってここにしかないのかも?裏磐梯スキー場のリフトを使えば気軽に噴火口へと行けて、素晴らしい景色を堪能できる、XCやウロコ付きテレマーク、スノーシューを使ってのお手軽スノートレッキングにぜひお勧めの場所です。

●コースタイム

リフト終点12:10−12:55イエローフォール(昼飯)13:45 − 15:50川上温泉旧登山口?


●コースレポート

■裏磐梯スキー場から火口原のイエローフォールへ

 この日、朝に天気予報で快晴という言葉を聞き、イエローフォールの場所が良く分からないままに、勢いで裏磐梯スキー場に来てしまいました(^ ^;; ロッジで道の状況を聞いたところ、「今日は団体さんがたくさん来てっからトレース追っかけでいげば着っからで〜じょ〜ぶだ〜」という情報をもらい、まあ地図も持ってるし、快晴だし、夏にも何度か裏磐梯に来てるから行けるだろうと考えました。(このいいかげんさが後で悲惨な結末に繋がるんですが、、、)子供スノーチューブ大会をおもしろそ〜だなあと横目で見ながらリフト乗り継いでスキー場の上に到着。にしてもこのスキー場、フリーヒーラー率が高いですね。大人も子供もパカパカしながら滑ってました。

 今日はシールは使わないでウロコのみで登ってみることに。リフトから降り立って、数mのアップダウンのある林の中を通り抜けて10分ほどで銅沼(あかぬま)のほとりに到着。う〜ん、素晴らしい景色です。ウロコも効いてなかなかいい感じ。銅沼から尖って見える山が、櫛ヶ峰のようです。磐梯山はその右手の奥にあるっぽいですね。ここから氷結した銅沼の上を渡っていきました。まだ凍っててよかった。。。途中には、山の斜面から噴煙が上がっていたりして、この山、生きているんだな〜と実感できます。沼を渡り、小高い丘にさしかかった辺りで、「うひょひょ〜!!!」と磐梯山方面からソロ山スキーヤーがものすごいスピードで滑り降りていっちゃいました。楽しそうですねええ(^ ^) あの絶壁滑ってきたのでしょうか?そうだとしたらものすごい。。。

裏磐梯スキー場

リフト終点から10分程でこの絶景!(クリックで拡大)

氷結した銅沼(あかぬま)を渡ります

噴煙があがってます

 北を眺めると南斜面にバリカンで刈られたようなグランデコがある西吾妻が見えました。こ、これは痛々しい景色。でもスキー場のおかげで地元の経済が成り立ってる面もあるんでスキー場やめろって言っても難しいですね。もういいかげん新設はされないと思いますが、、とか考えながら進んで丘を登りきると、遠くの前方に大人数の集団発見!なにやら昼食を取ってる様子。ひょっとしてあの辺がイエローフォールかな?と近付いてみると、凍った滝のようなものがありました。「これってイエローフォールですか?」と団体の一人に聞いてみると「さあ、わかりません。」という返事が。。。おそらくイエローフォールだろうと自分に言い聞かせ、確かに良く見るとちょっと白っぽい雪の下に黄色っぽい氷があるように見えましたがはっきりとしてませんでした。残念です(TT) ここでクイックパスタのボンゴレとカプチーノで昼食。クイックパスタを家で試食したときは味が濃いと思ったけど、外で食べればうまかったです。あさりの香りがグーでした。

バリカンで刈られたような西吾妻が遠くに

イエローフォール、、、っておいおい、白いよ?

ボンゴレパスタとコーヒーでまいう〜

■ルートミスで川上口へ

 飯食べた後は、ゴロゴロ。気持ちよくて帰りたくない〜。でもそういうわけには行かないので、しぶしぶ帰ることに。でも来た道をただ戻るのは面白く無いので火口原をぐるっと回って行こうかなあと、火口壁沿いに下って行き、途中からスキー場に戻ろうと思って滑り降りたら、行き過ぎてしまい、川上温泉ルートに来てしまいました。来た道を戻ればいいんですが、面倒だなあと思い(←これが失敗の原因)、まあ川上口に降りたら徒歩かバス、もしくはタクシーでスキー場に戻ればいいかということでこのまま滑ることに。が、このコース、木が多くてスキー初心者には大変でした。泣きそうになりながら旧川上温泉口と思われる場所にようやく到着。ここから歩いてスキー場に戻るかなあと思いきや、歩道が雪で埋まってるし、車道はひっきりなしに車が来るし、おちおち歩いてられません。時間も押し迫ってきたので、しかたなしに途中でタクシーを呼んでもらい、スキー場に戻りました。。。

下りは林間で四苦八苦

旧川上温泉登山口?と思われる場所

 この裏磐梯火口原の散策は、ウロコ付きテレマーク板の能力を如何なく発揮できるフィールドって感じで快適でした。微妙にアップダウンがあって、普通に行けば二時間程で往復できて、景色が良くて、最高でした。で、またウロコ板で来たくなる場所でした。今度はルートミスらないようにしなくちゃ。


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