山行記録ファイルNo.14


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天保山・蘇鉄山

●概要

●データ

●コースタイム

取ってません。


●コースレポート

■大阪遠征に至るまでのいきさつ

 東京で行われる忘年会+年越しカウントダウン鍋大会に誘われました。参加するためにはどうやって行くか。いかに安く済ませるか。。。と悩みました。米沢から東京までローカル線で行っても片道約5000円。だったら18切符を買ってもたいして変わらんなあということで18切符を購入。そうすると3回分余ってしまう、、、そうだ、誰か暇な奴を引き連れていけるところまで行ってみよう!と調べた結果、山形からローカル線で京都まで一日で行けることが判明。この間宮城の「元祖日本一低い山」日和山に登ったので、京都から大阪までちょっとの距離だし、じゃあ今度は大阪の天保山と蘇鉄山に登ってみようかなとひらめきました。生け贄になったのはmumin弟です。こんなことができるのは学生のうちだけだし、いぐべ〜と無理矢理誘いました(^ ^;)

■公園で野宿

 ということで、京都からローカル線の最終電車を使って大阪駅に着いたのは真夜中。どこまでも安く済ませるために、ホテルは使わずに大阪の公園にテントを張りました。周りにはたくさんの野宿お仲間がいらっしゃいました。。。山形のようなのどかな田舎と違って大都会の大阪は治安が悪く、襲撃されるかもしれないのでとりあえず枕元にはコッヘルを置いてラジオ・ヘッデンを付けっぱなしで就寝。暴走族とパトカーがひっきりなしに走り周り、近くで野宿してる人が突然唸りだしたりと、とても落ち着いて寝れる環境じゃなかったです。。。良い子は決して真似しないで下さい。

 翌朝は鳩の糞がテントに落ちる音で目が覚めました(T_T)。二人とも大阪は初めてなのでまず道頓堀や心斎橋を見物。午後になってから地下鉄で天保山に向かいました。

道頓堀で食い倒れ観光

天保山の山頂、わかりにくすぎ!

■天保山登頂!

 大阪市営地下鉄中央線・大阪港駅で降り、天保山を目指します。この周辺にはサントリーミュージアムや、海遊館、天保山マーケットプレイスなど、遊ぶところがたくさんあります。対岸のUSJへの渡し船もあって、今大阪で熱いスポットですね。渋滞中の車の列を横目で見ながら歩いていくと程なくして天保山公園に到着。さっそく公園の一番高いと思われる場所に行ってみました。そこは天保山の頂上ではないことは僕は知ってましたが弟には内緒。そこには「ここは天保山頂上ではありません」と看板があると聞いてやって来たんですが、風雨にサラされてしまったためか、すでに無くなってました。ここじゃないよと弟に教え「はあ〜だまされた」と期待通りの反応を楽しんだ後、本当の頂上に向かいます。

 真の頂上は明治天皇観艦を記念した大きな塔の奥にあります。天保山の山頂は低いっていうか、とても山とは思えません。とりあえず天保山の二等三角点を踏みました!いや〜テントと食料、着替え、パソコン、寝袋二人分を背負って18切符でここまで来るのは大変でした。感無量。さっそく登山証明書を発行してもらいに天保山山岳会長が経営してる喫茶店「山小屋」に向かいます。

日本一低い山の山頂です

山より遙かに高い観覧車

■登山証明書発行

 「山小屋」は天保山マーケットブレースの2階「なにわ食いしんぼ横丁」にあります。この横丁はナムコのナンジャタウンや台場一丁目商店街と同じ昭和中期の町並みを再現しており、関西名物のお店が軒を連ねてます。路地裏の感じを出すためにわざと入り組んだ作りになっていて大混雑でした。そんな中、パンパンの巨大ザックを背負いながら(かなりのヒンシュク)やっとお店を発見。10円で登山証明書をゲットしました。証明書発行は2003年になってからまだ三日しか過ぎてないのに、すでに53番目でした。やはり人気の山なんですね。せっかくなので僕はコーヒーセット、弟はミックスジュースを頼んでしばし休憩。僕のでかいザックを見て「これからどこかの山に行くんですか?」と会長から聞かれてしまいました。どうも天保山を登るのに70リットル超の大型ザックで来る人はいないようです。。。

山小屋もわっかりにくい!

登山証明書をゲットしました!

■続いて蘇鉄山登頂!

 ショッピングや観覧車を楽しんだ後、今度は蘇鉄山へ。ついつい遊びすぎてしまい、大阪港を出発したのは午後4時すぎだったでしょうか。地下鉄から南海電鉄に乗り換え、堺駅で下車した時にはもう真っ暗。大浜公園に向かいますが、辺りには都会によくあるヘドロ臭がたちこめておりました。着いた公園はかなり大きく、猿山もありました。あちこちに小山があってどれが蘇鉄山なのかさっぱりわかりません。二人で分かれて探しましたが30分ほどしてようやく登り口を発見しました。ここから階段を上り数十秒で一等三角点のある山頂に到着。天保山と違って、少しは山の感じがしますがそれでも「登山」という気がしません。。。真っ暗だったので眺めがいいのか確認できませんでした。また、蘇鉄山も堺駅近くの神明神社で登山証明書を発行してるらしいですが、もらうのを忘れてしまいました。

蘇鉄山登山口

登山口からアッという間に山頂!

蘇鉄山って幕末の砲台だったらしい
(↑クリックでサイズ大)

■家に着くまで約19時間

 その日の夜大阪にもう一泊、朝5時発のローカル線で実家の天童市に戻りました。着いたのは23時過ぎ。今回の山行は18切符を使った電車での移動が一番疲れました。。。ともあれこれで日和山、天保山、蘇鉄山と登頂したので、残りは秋田の大潟富士と徳島の弁天山で日本一の低山制覇です!


●関連サイト

天保山山岳会 http://dep.wink.ac/kansai/tenpozan/tenpozan.html

蘇鉄山山岳会 http://www.for-you.co.jp/sotetsu/sotetsu1.htm


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