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うは!高分子固体構造に興味を持たれたんですか?

それならワタクシが使っている参考図書をマジメに紹介しちゃうわ(爆)

どれも使えるものばかりですが、専門的な本だと値段が高いものもけっこうあるので購入するにはそれなりの覚悟が必要。図書館で借りるのが得策。しっかしなんでこんなに高いんだあ(T∇T) この中にはわかりやすい本もあるし、ちょっと?な本もあるし、いろいろですね〜。

1.一般的な高分子関連の本

ポリマーラウンジ

高分子入門にお薦め。Q and A方式でかなりやさしく解説してる。

新・基礎高分子化学、垣内宏編著、昭晃堂 (1967)

高分子の合成と物性の一般的な話が載っています。どちらかというと合成よりかも。ただ古い感じがしないでもない。分子鎖折り畳み構造に関しては「まだ十分解明されていない」と一言。(涙)

新化学教科書シリーズ8 高分子基礎科学、長谷川正木、西敏夫著、昭晃堂 (1991)

こちらも高分子の合成と物性が記載されている一般書。こちらの方は物性よりの話です。広く浅く勉強するにはちょうどいい本だと思うけど。。。

2.高分子物性、高分子構造関連の本

高分子機能材料シリーズ3 高分子物性の基礎、高分子学会編、共立出版 (1993)

高分子物性に話題を絞っている本。溶液、融体、固体それぞれの物性と特性解析の話で、この分野での標準的な内容。高分子物性を勉強するのに役に立つこと間違いなし。

高分子の構造、田所宏行著、化学同人 (1976)

主にX線回折を用いた高分子の結晶構造に関した内容。高分子の構造に特有な事項について特記してる。かなり詳細に書かれており、かつ実践的!前半の内容は高分子結晶を勉強するならX線回折を使わない方でもとても参考になりそう。

新高分子実験学第6巻 高分子の構造(2) 散乱実験と形態観察、高分子学会編、共立出版 (1997)

高分子の実験書として、合成法・解析法・測定法を中心に構成された全10巻シリーズの中の一つ。第6巻では散乱実験と形態観察の実験の原理と実際について詳細に書いてるっ。実験する上で貴重なアドバイスになるし、新しい発想も浮かんでくるかも。

3.高分子結晶関連の本

高分子サイエンスOne Point-4 高分子の結晶、奥居徳昌著、共立出版 (1993)

コンパクトにまとまっててかなり重宝してます。

Polymer Reviews5 Polymer Single Crystals、Phillip H. Geil著、Interscience Publishers (1963)

高分子単結晶の分野では、ある意味バイブル的な本です。

Cambridge Solid State Science Series Principles of Polymer Morphology、D.C.Bassett著、Cambridge University Press (1981)

モルホロジーについて詳しく書かれています。

その他いろいろ、、、


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